水に入れると粘土のようにかたまり、水から出すと途端にサラサラな砂に戻る。
宗教家が人々を欺くためにも利用してきたこの砂のマジックの種は非常に単純なものだ。
その秘密は用いられる砂の持つ疎水性という性質にある。
疎水性とは水と結びつきにくい性質のことで、疎水性を持つ砂は水をはじきやすいため、水から出したときにサラサラなままでいられる。
水の中に入れたときも、水を嫌うその性質のために、砂同士で凝縮しやすくなる。
マジックサンド ぬれない砂
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このマジックサンドは、家庭でも作れる。
作り方は以下の動画でも説明されている通り、砂にスコッチガードのような撥水スプレーをかけてコーティングするだけだ。
吹きかけては乾かして混ぜるという作業を何度か繰り返せば、まんべんなく個々の砂粒全体にコーティングできる。
子供の夏休みの自由研究などにもいい題材になるのではないだろうか。
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