【宇宙】『X線を見ることができたら宇宙はこう見える』 Science 2020/6/19

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This is what our universe looks like to x-ray eyes
By Daniel Clery. Jun. 19, 2020 , 1:10 PM
https://www.sciencemag.org/news/2020/06/what-our-universe-looks-x-ray-eyes

本日、宇宙の謎である暗黒エネルギーを研究するために設計された望遠鏡が、もし我々がX 線を見ることができたら、宇宙はどう見えるのかを示す最初の全天画像を公開した。eROSITA (extended Roentgen Survey with an Imaging Telescope Array) と呼ばれるこの望遠鏡は、半年間の観測を経て、物質を貪り食うブラックホール、白色矮星や中性子星のように燃え尽きたコンパクトな星、X線による輝きを放つほど高温な星間ガスなど、X線スペクトルで輝く100万個以上の天体をすでに記録している。

eROSITAチームによれば、この最初の画像は、これまでの60年に行われたX線天文学研究で検出された2倍の数のX線源を同定し、30年前に行われた前回のX線調査よりも4倍も範囲を拡大している。画像に写る点の大半は、eROSITAの主なターゲットでもある銀河中心の超巨大ブラックホールであり、それらに貪り食われる過程でガスは高温になり、輝きが見られるようになる。このプロジェクトの4年間にわたる目標は、数百万個のそのような銀河の位置を明らかにし、重力がどのようにしてそれらの銀河を1,000個の巨大な銀河団としてとどめているのかを理解することである。またそのミッションにより、暗黒エネルギーと呼ばれる謎の力が、どのように重力に逆らって物質を押しのけ、宇宙の膨張を加速させているのかを解明することも望まれている。

ダークマターとダークエネルギー?宇宙の96%を占める未確認の質量とエネルギー (ニュートンムック Newton別冊)


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