新たな研究で、イヌはヒトに固有だと思われていた洗練された形で言葉を聞き取る能力を持っている可能性が示された。
言葉の発音は、性別や年齢、ひいては社会階級によっても異なるが、ヒトは、まだ未解明のメカニズムを通してそれらの差異をフィルターし、発話者によらず、同じ単語を識別できる。
これまでこの能力は、一部の動物では訓練によって取得できるものの、生得的に有するのはヒトだけであると考えられてきた。
しかし、サイエンス誌で取り上げられた新たな研究では、異なる発話者による音声をスピーカーから流してイヌの反応を調べることで、イヌも訓練せず同様の聞き取りをすることができると示された。
かつて、主観的意識そのものを始め、ヒトに固有のものと思われてきた認知機能の多くが、ヒトでない動物にも共有されていることが次々と明らかになってきており、ヒトという種に対する特別扱いを正当化するための議論は、益々時代遅れなものとなってきている。
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