【社会】『ユヴァル・ノア・ハラリ LGBTの受容による反動を懸念』The Times of Israel 2019/6/28

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Yuval Noah Harari worries that LGBT acceptance will lead to backlash
By CNAAN LIPHSHIZ
https://www.timesofisrael.com/yuval-noah-harari-worries-that-lgbt-acceptance-will-lead-to-backlash/

影響力のあるイスラエルの歴史家、ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)は、同性愛の受容の高まりは、性的指向を隠すことが困難な時代において、迫害を引き起こす可能性があると警告した。

先週The Guardianで公開された論説で、ベストセラー『サピエンス全史』の著者は、同性愛者の解放とホロコーストに先立つ19世紀のユダヤ人解放を比較した。

「歴史が真っすぐ進行するのは稀である」と、ゲイであるハラリは述べている。 「LGBTの解放が必然的に世界中に広がり、最終的にはサウジアラビアやブルネイにまで達すると考える理由はない。実際、最もリベラルな国々でさえも、暴力的な同性愛差別的反動が起こり得る」。

「歴史的な例えとして、ヨーロッパにおけるユダヤ人の状況を考えてみてほしい」と彼は記す。

ハラリは論説の前書きで、1969年以来、レズビアン、ゲイ、トランスジェンダーの人々に対する寛容さが進歩していることは認めている。

「米国では、今日における平均的な共和党員は、LGBT問題について、1969年に平均的な民主党員が抱いてた見方よりはるかにリベラルな見解を持っている」と書いている。

しかし彼は、LGBTの人々は、ポーランド、ハンガリー、ロシアそしてその他の国々で、政府の奨励を受けてスケープゴートにされていると注意している。同性愛者の迫害は50年前には政治的問題ではなかったと彼は述べる。

「人々はクローゼットの中に隠れるだけでは、迫害から逃れることはできないだろう。新たなテクノロジーが、それをバラバラにしてしまうからだ」とも記している。

今月は、同性愛者の権利運動に火が付いたとされるニューヨークのストーンウォールの反乱から50年を迎える。



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