【心理・社会】『リベラルに比べ保守主義者は謝罪をしない』phys.org 2017/3/9

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<概要>

クイーンズランド大学のMatthew Hornseyが率いる研究チームは、保守的な人は、リベラルな人よりも謝罪する可能性が低いことを示唆する証拠を見出した。彼らはSocial Psychological and Personality Science誌に掲載された論文で研究について記述し、その結果と、両グループ間に違いが見られる理由についてのいくつかの見解を述べている。

Hornseは、リベラルな政治家や他の著名人の方が、保守主義者より多く公衆で謝罪しているように見えたため、興味を抱き、研究を行うために同僚を集めた。

研究は、チリ、香港、ロシア、ペルー、オーストラリア、中国、米国に住む2,130人の人々にアンケート調査を行うことから始められた。この調査では、どのような状況下で、またどれほど抵抗なく謝罪を行うかを尋ねた。結果を分析すると、自身を保守的だとみなす人は、自らをリベラルとみなす人よりも謝罪を行わないと報告していたことがわかった。彼らはまた、保守派は他人の謝罪の影響をあまり受けないと考えられることも見出した。つまり、彼らは謝罪だけでは違反行為を許す可能性が低い。

続いて研究チームは、インドからの38名と米国からの27名による65名のボランティアと共にの2つ目の実験を行った。参加者はそれぞれ個人的に、隣人が休暇で家を空けている間、その家の芝生に水をやるよう頼まれたが、頼まれた仕事をちゃんと行わなかったという状況を想像するよう指示を受けた。そして、隣人が戻ったあと、どのようなことになるかを書き下すよう言われた。その結果、保守的であると自称するものは、リベラルよりも謝罪を行う可能性が低いことが見出された。

研究者らは、この違いの理由は確かではないが、保守主義者はリベラルよりも階級的思考を持つ傾向が高いためではないかと言う理論を立てている。すなわち、保守主義者の方が、謝罪することで相手に対する力を失うと言う気持ちを抱きやすいためである。

https://phys.org/news/2017-03-liberals.html




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