【認知】『ヨガは脳トレよりも記憶力を改善する可能性』LiveScience 2016/5/10

posture-yoga-160404.jpg

ヨガは身体にいいだけでなく、記憶力の向上にもなる可能性があると、新たな小規模な研究が示唆している。

研究では、25人の55歳の成人を対象に行われた。対象者は軽度認知障害というアルツハイマー病の前駆状態となりうる思考や記憶に問題を抱えた症状を持つものであった。被験者は、3か月間のヨガと瞑想のコースか、記憶力を向上することが知られている記憶力トレーニングエクササイズのコースのどちらかにランダムに振り分けられた。

研究の終わりには、両グループに同様の言語記憶の改善が見られたが、ヨガコースの被験者の方が視覚空間記憶により大きな改善が見られた。

ヨガグループでは、脳トレーニンググループより、鬱や不安の症状の軽減が見られた。

「歴史的にも逸話的にも、ヨガが健やかな老い方に効果があると考えられてきましたが、これはその科学的実証です。我々は歴史的な知恵を、医者が患者に療法を勧めるのに必要な、高いレベルの根拠に変えようとしています」と研究の共著者であり、オーストラリアのアデレード大学の博士学生Harris Eyreは語った。研究はロスアンゼルスのカリフォルニア大学の研究者と共に行われた。

ヨガトレーニングには、週一回のクンダリーニヨガのクラスが含まれていた。これは、呼吸エクササイズや、チャンティング、瞑想、光のビジュアライゼーションなどが含まれている(※)。被験者はまた、キルタン・クリヤと呼ばれるチャンティング瞑想を、毎日自宅で20分行うよう指示されていた。

※訳注:この記事は、これらの行為の神秘主義的な意味付けを含めて肯定するものではありません。

メモリートレーニングを行ったグループは、特定の画像や言葉を人の顔や名前と関連付けるなどの、記憶力向上のためのスキルを学ぶセッションに毎週参加した。

両グループで、脳活動に記憶力の向上を反映する変化が見られたと研究者は語っている。

この研究で行われた種類のヨガにはチャンティングやビジュアライゼーションが含まれており、それらによって、特定の言語や視覚のスキルを強化することで記憶力が向上し、さらには全体的な気づきと注意力も改善させたのだろうと研究者は述べている。また、ヨガを行うことで、脳由来神経栄養因子と呼ばれるタンパク質の生成も増加すると考えられている。これにより、神経細胞間のつながりが促進されるとも研究者は述べた。

しかし、この研究は小規模であり、この発見を確証するにはより大人数の被験者を対象とした研究が必要であると研究者たちは語っている。

http://www.livescience.com/54696-yoga-may-improve-memory-better-than-brain-training.html



この記事へのコメント

人気記事