【環境・生物】『市民裁判によりモンサントの環境破壊を調査』IFLScience 2015/12/7

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<概要>

過去数年に渡り、相当な非難を浴びてきたバイオテクノロジーと農薬の巨大企業モンサントは、「自然と人類に対する罪」の調査として(2016年の10月)市民の裁きの前に立つことになった。

環境保護主義者、活動家、科学者たちは有名な国際裁判所のあるオランダのデン・ハーグにおいて、モンサントを「エコサイド(環境破壊)」の罪で起訴する目的でいる。

モンサント裁判と名乗るそのクラウドファンディンググループは、モンサントは進んで環境や人体に害を及ぼしているという長く行われてきた主張を調査することを目的としている。

この裁判は象徴的なものであるが、告発をしたり判決を下したりする力は持たない。より大きな目的は、「エコサイド」を承認されうる罪として初めて確立することである。そのグループによる裁判は実際に国際裁判所で行われるわけではない。同じ市内で行われるだけである。

モンサントに対する物議の大半は、遺伝子組換え(GM)作物から来ている。Pew Foundationによる最近の調査では、世界最大の科学団体の一つであるアメリカ科学振興協会(AAAS)の90%近くの科学者は積み重なる証拠に基づいて、GM食品は完全に安全であると結論づけている。

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その市民裁判のメンバーのほとんどが、GMテクノロジーの批判者として知られており、科学コミュニティによって承認されている者ではない。

以前は公然としたモンサントの批判者であったビル・ナイは、工場を見学し、何も心配すべきことはないと理解した。実際、彼はGM技術は驚くべきほど正確であることを知った。対照的に、米国の一般人の37%しかGM食品は安全であると考えていない。

GM作物の主要な企業でパイオニアであるモンサントは、モンサント裁判を含んだ世界中の反GM団体の標的となっている。

「モンサントは…土壌や水資源の枯渇や、種の絶滅と生物多様性の消失の大きな要因となっています」とモンサント裁判のメンバーで環境活動家Vandana Shivaは語る。

ほとんどの科学者が生物多様性の減少と生物種の絶滅は、人為的気候変動や土地の改良を含んだ人間活動によるものであるということに合意しているが、モンサントだけが要因ではない。

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しかし、正当な批判もいくつかある。特定の種子の「コピーライト」の影響は、使用を独占的にし、小規模農家を商売から締め出すことに加え、生物多様性の減少に導きうる。

ある巨大企業が目先の利益のために非道に地球を破滅させようとしているという考えは一般的であるものの、モンサントにそのような関与があると示す証拠はほとんど存在していない。

http://www.iflscience.com/environment/citizens-tribunal-investigate-monsanto-ecocide


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