【認知・教育】『お化けを信じる人ほど、現実の危機に対しても恐怖を抱きやすい』LiveScience 2015/10/26

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幽霊を信じる人は、超常現象の信仰を持たないものに比べ、暴力事件や核戦争などの現実世界の実際の危機をより恐れている可能性がある。

The Survey of American Fearは米国に住む市民に、夜も眠れないほど怖いものは何かと尋ねた。

1500人近い参加者が、(高所などの)一般的な恐怖症から、より漠然とした懸念(政府の崩壊など)の、88の異なる恐怖や心配を挙げた。

調査ではまた、幽霊やビッグフット、そして古代の宇宙人などの超常現象や神秘主義的事柄に関係する信仰を尋ねた。

「我々が調査において[超常現象]について尋ねたのは、どのような信仰の群が、恐怖に関連する傾向にあるか関心があったからです」とChapman大学の社会学の教授で第二年次Fear SurveyのリーダーChristopher Bader氏は語った。

昨年、調査において研究者たちは被験者の科学的な推論力を測った。これは、(どのように電気が作用するのか、なぜ太陽は西に沈むのかなどの)科学的知識が、恐怖とどのように関係するのかを見つけるため行われた。しかし、今年は科学的なものではなく、超自然的信仰に焦点を当てた。

Bader氏と彼の同僚は、予想以上に多くの米国人が超常現象に対する信仰を持っていることを明らかにした。もっとも一般的であったのは、霊魂が特定の場所に取り憑くことが出来るというものだ。41.4%の参加者がこのような信仰を抱いていた。

さらに、多くの米国人(26.5%)が、生者と死者が何らかの方法でコミュニケーションを取ることができると考えていることが調査から分かった。

【認知】『幽霊はいるの?科学の回答はノー』LiveScience 2014/10/21

そして多くの参加者が、何らかの形式の占いを信じていた。20%以上が夢は未来を予測すると信じており、13.9%が占星術師、占い師、サイキックなどを信じていた。僅かに少ない参加者(11.4)が、ビッグフットを信じていた。

参加者はまた宇宙人についても考えを共有していた。20%以上が、宇宙人が過去に地球を訪れていたことを、18.1%が宇宙人は現代に地球にやってきていると信じていた。

「幽霊を信じる人はビッグフットも信じるというのは興味深い。しかし、超常現象を信じるものは、より怖がりな人なのかという疑問に比べれば大したことはありません」

この答えがイエスなのだ。Bader氏は、超常現象信仰を持つものは言わばなんでも恐れると言う。この調査で調べられた超常現象と異なる種の恐怖との関係はすべて「統計的に意味がある」が、関係性は超常現象信仰と犯罪や自然災害への恐怖との間で最も強かったと彼は述べた。

なぜ幽霊を信じるものほど現実世界の危機を恐れるのだろうか?これはまだ明らかではない。しかしBader氏は教育の影響を指摘している。研究者は、最も恐怖を報告したものは最も教育レベルが低く、超常現象への信仰を報告したものについても同様であったと述べている。

「教育の影響は、我々研究チームとしてより多くの時間をかけて研究する必要があるとても強力なものです。それはすべての恐怖に関係しています。教育は、ピエロのようなものへの恐れにさえ関係しています。低い教育レベルにあるほど、ピエロを怖がる可能性が高くなります。」とBader氏は述べる。

来年の調査として、彼らは陰謀論と恐怖の関係を調べたいと考えている。

【認知・教育】『なぜ人々は陰謀論を信じてしまうのか』Scientific American - マイケル・シャーマー

http://www.livescience.com/52591-paranormal-beliefs-linked-to-fear.html

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