【教育】『宗教的な家庭で育った子供は,世俗的(非宗教的)な家庭で育った子供より冷たく非寛容に育つ傾向』Science 2015/11/5

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Religious kids are harsher and less generous than atheist less generous than atheist ones, study says

Current Biologyに掲載された新たな研究より、宗教的な家庭で育った子供は、非宗教的な家庭で育った子供より非寛容になる傾向があるとわかった。

同時に、宗教的な親は非宗教的な親に比べ、自分の子どもたちが苦境にある他者に対し、同情性を欠き、感受的でないと考えている傾向にあることも見られた。

米国では一般的に信仰と善良さとは一体であるとみなされており、The Pew Research Centerが昨年報じた結果によれば、53%もの人が道徳的であるためには神を信じる必要があると考えている。

米国人は圧倒的にクリスチャンの候補に投票し、無神論者を信用していない。

この研究はそのような姿勢を再考させることになる。非宗教的な家庭での子供は他人により寛容である傾向にある一方、宗教的な家庭で過ごせば過ごすほど、非宗教的な家庭と比べ他人に冷たくなる。

研究者は子供たちに同じ学校や民族グループから参加している匿名の仲間と、ステッカーをどれほど共有するか選択することが必要なゲームをプレイさせた。

彼らの報告では、研究者は他のバイアスが邪魔をしないよう、匿名の他者が子供たちに似ていることが重要であったと指摘している。

研究者はまた、子どもたちが対人への危害や罰がどの程度適切であると感じているか測定した。宗教的な子どもたちは、世俗的な家庭の子供たちより、他者の行動をより罰に値すると判断した。

宗教的な子どもたちは、利他性が低く他人に批判的となる傾向に見られると結論づけた。

研究には米国、カナダ、ヨルダン、トルコ、南アフリカ、中国からの約1200人の子供が参加した。ほとんどがキリスト教、イスラム教そして非宗教的な家庭の子供で。少数のユダヤ教、仏教、ヒンドゥー教そして不可知論者の家庭の子供も参加した。年齢は、5〜12歳の範囲であった。

関連:【認知】『知的な人ほど、リベラルで無神論者になる傾向にある理由』Phys.org 2010/2/24

http://news.sciencemag.org/brain-behavior/2015/11/nonreligious-children-are-more-generous

http://www.oregonlive.com/faith/2015/11/religious_kids_are_harsher_and.html



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